現在、バイアグラはEDの治療薬として
EDでない人からも最も良く知られています。
EDに悩む人にとって非常にありがたい薬であるバイアグラですが、
実はもともとEDを治療する薬としてではなく、
別の疾患の治療薬として開発
を進められていました。
その疾患とは
狭心症
です。
バイアグラの開発秘話
1990年代、
イギリスで狭心症の治療薬を開発するため
バイアグラの主要成分である
シルデナフィル
という成分の研究が行われていました。
シルデナフィルは、
PDE-5を阻害する事で血管を拡張させるため、
その効果で狭心症に対する治療薬としようとしていました。
しかし、臨床試験や研究を行いましたが、
狭心症の治療薬としてシルデナフィルは効果的ではなく、
臨床試験の中止が決定しました。
そのため、
臨床試験に参加していた被験者から
余ったシルデナフィル錠を回収しようとしました。
しかし
男性被験者の多くがなかなかシルデナフィル錠を
返そうとしませんでした。
研究者が疑問に思い理由を尋ねると、
なんとシルデナフィルには
勃起を促進する作用
があったことが分かったのです。
思わぬ発見となり、
EDの治療薬としての研究が進められ
バイアグラとして販売されることになりました。
バイアグラは
偶然の発見から生まれたED治療薬なんですね。
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