痛みとったり、意識をなくすことで患者の負担を減らし、医療行為を円滑に進めることを可能にする麻酔。
現代医療に欠かせないものですよね。
麻酔の歴史
世界初の全身麻酔は、1804年江戸時代の日本で成功しています。
華岡青洲という外科医が、薬草から作った「通仙散」という麻酔薬で乳癌摘出をしたという記録が残っています。
ちなみに通仙散の成分はアトロピンです。
(薬理学のテストに出た苦い思い出)
(薬理学のテストに出た苦い思い出)
しかし、当時の日本は鎖国中で「通仙散」は世界に伝わりませんでした。
「通仙散」の誕生から約40年後の1846年にエーテルが外科手術に使われるようになり、その後クロロホルムなど様々な全身麻酔薬が誕生していきました。
局所麻酔の歴史は1884年にコカインが使われるようになってから始まっています。
麻酔発明前の手術
つまり、世界的には1846年まで手術を麻酔無しで行ってきたということですよね…
170年前ってそんな昔って訳じゃありませんよね…
麻酔無しで行われる手術は、激痛で暴れる患者を大人数で押さえつけて外科医が素早く行うという何とも恐ろしい手術。
麻酔なしで足切断とかS〇Wじゃん、、、
白内障の治療は、針で目を刺し水晶体を脱臼させるという治療を行っていました。麻酔無しで。
うわあぁぁぁ!!!!
19世紀の手術を受けた患者の死亡率は80%以上と言われています。
無麻酔、衛生観念の欠落、術式が確立されていなかったなどが原因で、術後ショック、出血多量、感染症などで大多数の患者がなくなりました。
虫垂炎をはじめとした内臓系の疾患とかの手術なんて考えられもしないし、
19世紀以前ってバンバン戦争やりまくってた時期ですよね、、
負傷兵とか地獄だ、、、
「江戸時代に生まれたかった~」「中世ヨーロッパでのんびり暮らしたかった〜」と考えたこともありましたが、医療技術を考えると現代最高。
そんな現代の医療は最先端すぎて、
うんち💩を移植する
段階まで来ています。
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