統合失調症は昔から多くの精神科学者に研究され、
精神科学者の名前が付いた症状の分類が多いです。
今回は僕が口頭試問でよく問われた、
シュナイダーの1級症状とブロイラーの4Aについて書いていきます。
<シュナイダーの1級症状>
・一級症状
思考化声
自分の考えが他人の声として聞こえる
対話形式の幻聴
「あいつはバカだよねー」のように、自分についての会話が聞こえる
自己の行為を批判する声の幻聴
「食べるなデブ」など行為に批判的な声が聞こえる
身体への被影響体験
「頭に電気を流されていて脳が溶ける」など身体の異常な感覚が他人の影響だと考える
思考奪取とその他の思考への影響
「自分の考えが抜き取られてる」などと感じる
妄想知覚
「車のクラクションが鳴ったのは死ねということ」など知覚したことに特別な意味づけをする
感情、欲動、意思の領域でのさせられ体験、被影響体験
他者によって感情、欲動、意思が操作され、「させられている」と感じる
思考伝播
自分の考えていることが他者に伝わってしまうと感じる
・二級症状
統合失調症でみられるが、診断上それほど重要ではない症状(その他の幻覚、思考制止、観念奔逸、錯乱と困惑、強迫行為など)
<ブロイラーの4A>
統合失調症患者に必ず生じる症状です。
連合弛緩(思考障害)
感情障害(感情鈍麻)
アンビバレンス(両価性)
自閉
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