統合失調症の基本

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今回は、統合失調症について書いてきます。
精神疾患のメインの一つですね。

ポリクリで精神科を回っていると必ず遭遇します。

原因

脳内ドパミン神経の異常(ドパミン仮説)

中脳皮質系:ドパミン↓ ⇒ 陰性症状

中脳辺縁系:ドパミン↑ ⇒ 陽性症状

症状 

<三大症状>

陰性症状(本来あるものがない:意欲喪失)

陽性症状(本来ないものがある:幻聴)

認知機能障害

<以下のうち2つが6か月以上>

①妄想

②幻覚幻聴

③連合弛緩(言ってることが意味不)

④緊張病症状(昏迷など)

⑤陰性症状

統合失調症は様々な異常が現れます。

思考、知覚、感情、意欲に分けて異常を考えると理解しやすいと思います。

★思考の異常
・内容の異常

一次妄想

(根拠ない)

妄想気分:「世界が終わる気がする」

妄想知覚:知覚したものに勝手に意味づけ「黒猫見た(現実)から世界が終わる」

妄想着想:思い付きを事実とする「…( ゚д゚)ハッ!俺はキリストの生まれ変わりだ」

二次妄想

(根拠ありそう、

ある程度理解できる)

誇大妄想:「私は神の力を持っている」

被害妄想:「財布盗まれた」

・過程の異常

(論理的に考えられず、言ってることが意味不)

連合弛緩<破裂思考<言葉のサラダ(意味不順)

思考の途絶

・体験様式の異常

(体験様式…自分が能動的に思考・行動しているという自覚)

(周囲との境界{バリア}がなくなった状態)

考想伝播:「考えが伝わる」

思考吹入:「あいつが殺せと思考を送ってきた」

思考奪取:「あいつに思考を盗られて何も考えられん」

★知覚の異常
幻覚・幻聴

★感情の異常

自閉的

感覚鈍麻:無関心、無感覚

両価性:アンビバレントな価値観「これは好きだけど嫌い」

★意欲の異常
緊張病性昏迷:脱走とか意味不な行動をしちゃう

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