帝王切開:産婦人科

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帝王切開は、ポリクリなどで必ず1度は経験するはずです。
現場ではカイザーと呼ばれることが多かったです。

帝王切開はドイツ語で「Kaiserschnitt」と言います。
もともと「切る」という「Kaiser」を「皇帝」と誤訳したことから、
「帝王切開」という日本語ができた、という説が有力です。

現在は、パンツのラインを横に切開して行うのがオーソドックスです。
パンツのラインなら水着を着た時でも隠せるので、術後の見栄えがいいですよね。

緊急時などでは正中切開で行うようです。
正中切開の方が、視野が広くもてるからです。

適応は、
胎児側の要因と、母体側の要因で分けた方が覚えやすいと思います。

〈予定帝王切開〉

赤ちゃん

母親

骨盤位

双胎

・児頭骨盤不均衡

・心疾患

前置胎盤

・帝王切開の既往

・子宮手術の既往

・感染症

 

 

〈緊急帝王切開〉

赤ちゃん

母親

・心拍異常

・分娩停止・遷延

・HDP

・臍帯脱出

・常位胎盤早期剝離

・週数早い前期破水

ちなみに、骨盤位の事を「ベッケン」と医療用語で言います。
なので、骨盤位が理由の帝王切開の事を「ベッケンカイザー」と医師の先生方は言ってました。
ブリーフィングで「ベッケンカイザー」を最初に聞いた時、「別件の帝王切開? VIP患者さんなのか?」と思っていました笑

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