このページでは妊娠中の検査について書いていきます。
妊娠中の検査と言えば主にこの3つ
1.超音波(全期間)
2.胎児心拍数陣痛図(妊娠後期~分娩中)
3.羊水検査
まずは、この3つのポイントをざっくり
<超音波>
超音波は妊娠初期~分娩時まで行います。
・正常妊娠の確認 ・妊娠週数&発育 CRL(頭殿長) BPD(児頭大横径) 大腿骨長 ・羊水量 |
||||
血流測定
|
<胎児心拍数陣痛図:CTG>
正常 (全てを満たした場合) |
基線が110~160bpm 基線細変動 一過性頻脈有り(32週以降) 一過性徐脈無し |
CTGを使ったものにNSTとCSTがあります
NSTはノン・ストレス・テスト
CSTはコンストラクション・ストレス・テストです
NST |
CST |
子宮収縮ない |
オキシトシンなどで 人工的に子宮収縮 |
一過性頻脈があればOK |
徐脈がある場合は 詳しく検査 |
禁忌無し |
切迫早産 前置胎盤などは禁忌 |
<羊水検査>
診断的と治療的に分かれています。
・診断的
染色体異常、感染症、溶血性貧血、胎児肺成熟度
・治療的
羊水除去(←双胎間輸血症候群、羊水過多)
~~~~~~~~~~~~~~~
分娩陣痛開始、過期妊娠、ハイリスク妊婦には
NSTを行い
胎児状態が良好ならば経過観察です。
胎児状態が悪い場合は、
CSTやBPSなどでさらに検査をしていきます。
コメント