NanoMedic

偏差値28だった医学生になった自分が、受験、医学勉強、雑学など書いていくブログです。

医学史

現在、バイアグラEDの治療薬として

EDでない人からも最も良く知られています。

5005




EDに悩む人にとって非常にありがたい薬であるバイアグラですが、

実はもともとEDを治療する薬としてではなく、

別の疾患の治療薬として開発

を進められていました。




その疾患とは

狭心症

です。


5005




バイアグラの開発秘話



1990年代、

イギリスで狭心症の治療薬を開発するため

バイアグラの主要成分である

シルデナフィル

という成分の研究が行われていました。

IMG_1072



シルデナフィルは、

PDE-5を阻害する事で血管を拡張させるため、

その効果で狭心症に対する治療薬としようとしていました。



しかし、臨床試験や研究を行いましたが、

狭心症の治療薬としてシルデナフィルは効果的ではなく、

臨床試験の中止が決定しました。


IMG_1072



そのため、

臨床試験に参加していた被験者から

余ったシルデナフィル錠を回収しようとしました。




しかし


男性被験者の多くがなかなかシルデナフィル錠を

返そうとしませんでした


5005




研究者が疑問に思い理由を尋ねると、

なんとシルデナフィルには

勃起を促進する作用

があったことが分かったのです。



思わぬ発見となり、

EDの治療薬としての研究が進められ

バイアグラとして販売されることになりました。



バイアグラは

偶然の発見から生まれたED治療薬なんですね。


現在のイラクの辺りに、
4大文明の1つ、
メソポタミア文明は栄えました。

D94073F9-D03E-4B82-A650-4C7A5DD80B63


古代メソポタミア文明といえば、
目には目を、歯には歯を
で有名なハンムラビ法典
IMG_7457


ハンムラビ法典は
紀元前18世紀のもので、
当時の法律や掟が記されています。
IMG_7456



そのハンムラビ法典の中には

医者が治療に失敗したとき
その両手を切り落とす

といった規定があります。

4BB23003-EA95-4992-90BD-BB8F0681EAFE




き、厳しすぎる、、、
やっぱり医療職の責任って重いんだなぁ。



古代メソポタミア医学の診断法として、
肝臓占い」というものがあります。


生贄にした動物から
肝臓を取り出し
それを占うことで
患者の病気の診断していました。
IMG_7458


そんな方法で正しく診断できるのだろうか…
両手切断される気しかしない…


ちなみに
古代メソポタミア医学は
肝臓占いや悪魔論といった非科学的なものが含まれている一方で、
外傷や骨折の治療
白内障の外科手術
も行われていたようです。

★他の医療道具に関する記事はこちら!

麻酔無しの手術を行っていた19世紀

http://nanoe7medic.com/archives/16164876.html




新生児仮死の評価で用いられるApgarスコア

  • Appearance - 皮膚の色
  • Pulse - 心拍数
  • Grimace - 刺激に対する反応
  • Activity - 活動性
  • Respiration - 呼吸数

生後1分と5分に、上記の5つの評価基準について0点から2点の3段階で点数付けをし、合計点で判定します。


このApgarスコアの発案者は、

ヴァージニア・アプガー
(Virginia Apgar)

という女性の小児科医です。
IMG_7309


僕は「Apgarスコア」を学んでからしばらくはそれが発案者の名前になぞらえたものとは知りませんでした笑

また、女性だということを知り驚いたので記事にしました。

「死の需要」キューブラー・ロスも女性医師という記事も書いたので、そちらも読んでみてください。↓

末期的な病気で死に向かう人々は
1.否認
2.怒り
3.取り引き
4.抑うつ
5.受容
の5段階を経て死に至る

という「死の受容」プロセスと
その提唱者キューブラー・ロスの名前
多くの医療系の方が知っていると思います。

そんなキューブラー・ロスのフルネームは、
エリザベス・キューブラー・ロス
(Elisabeth Kübler-Ross)といい
女性の精神科医です。
IMG_7300

僕は「キューブラー・ロスの死の受容」を学んでから数年間、キューブラー氏を男性だと思い込んでいました笑

この前、女性だということを知り驚いたので記事にしました。

(僕以外に男性だと思い込んでいた人はいるのかなぁ)

痛みとったり、意識をなくすことで患者の負担を減らし、医療行為を円滑に進めることを可能にする麻酔。
現代医療に欠かせないものですよね。

IMG_4093
麻酔無しの手術って考えられますか?


麻酔の歴史

世界初の全身麻酔は、1804年江戸時代の日本で成功しています。
華岡青洲という外科医が、薬草から作った「通仙散」という麻酔薬で乳癌摘出をしたという記録が残っています。

ちなみに通仙散の成分はアトロピンです。
(薬理学のテストに出た苦い思い出)



しかし、当時の日本は鎖国中で「通仙散」は世界に伝わりませんでした。



「通仙散」の誕生から約40年後の1846年エーテルが外科手術に使われるようになり、その後クロロホルムなど様々な全身麻酔薬が誕生していきました。

局所麻酔の歴史は1884年コカインが使われるようになってから始まっています。



麻酔発明前の手術

つまり、世界的には1846年まで手術を麻酔無しで行ってきたということですよね...


170年前ってそんな昔って訳じゃありませんよね...


麻酔無しで行われる手術は、激痛で暴れる患者を大人数で押さえつけて外科医が素早く行うという何とも恐ろしい手術。
maxresdefault

麻酔なしで足切断とかS〇Wじゃん、、、



白内障の治療は、針で目を刺し水晶体を脱臼させるという治療を行っていました。麻酔無しで。
r305_yamai05_me


うわあぁぁぁ!!!!




19世紀の手術を受けた患者の死亡率は80%以上と言われています。
無麻酔衛生観念の欠落、術式が確立されていなかったなどが原因で、術後ショック、出血多量、感染症などで大多数の患者がなくなりました。



虫垂炎をはじめとした内臓系の疾患とかの手術なんて考えられもしないし、
19世紀以前ってバンバン戦争やりまくってた時期ですよね、、
負傷兵とか地獄だ、、、






「江戸時代に生まれたかった~」「中世ヨーロッパでのんびり暮らしたかった〜」と考えたこともありましたが、医療技術を考えると現代最高


そんな現代の医療は最先端すぎて、
うんち💩を移植する
段階まで来ています。




↑このページのトップヘ