偏差値28からの医学生

偏差値28だった医学生になった自分が、受験、医学勉強、雑学など書いていくブログです。

医療系の知識

遠隔地の患者を手術する

まるでSFの様な話ですが、5Gの普及により遠隔手術が当たり前になるのはもうすぐかもしれません。
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遠隔手術がどれくらい発展してきているかご存知ですか?

まだ理論上の話?動物実験段階?


【5G】
最近SoftBankのCMなどでよく目にする5G

5Gとは、第5世代移動通信システムのことです。
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「第5世代移動通信システム」って言われても
何じゃそりゃ」となると思います。

超ざっくり言うと
超大容量のデータを超高速で、
超たくさんの端末に接続しながら、
超遅延することのない、
超信頼できる通信システムです。

つまり、超すごい通信システムです。
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遠隔手術は
沢山の情報高速で送受信します。
「youtubeを見てる時に動画が止まる」みたいなことが遠隔手術中に起きたらとんでもないので、遅延しない信頼できる通信システムが必要です。

その通信システムが5Gです。


【遠隔手術は行われている】

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2019年1月15日 

中国が世界初の5G遠隔操作外科手術に成功しました。(患者はで肝小葉を切除する手術)
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この時は患者は豚でしたが、
その後中国は人間の患者に対して5G遠隔操作で
心臓内視鏡手術
肺がん切除術
整形外科手術など
をどんどん成功させています。



中国のITは驚異的の速さで成長しているし、
国家先導で技術革新を目指しているからどんどん新しい事が出来るんですね〜



【日本の現状】
日本の遠隔手術は数年以内に実用化を目指しています。


すでに日本には手術ロボットが300台以上配備されいるので、5G通信技術の整備により遠隔手術が身近なものになるかもしれません。


【まとめ】
・中国がどんどん遠隔手術やり始めている
・5Gの普及で遠隔手術が身近なものに
・日本は数年後に始まる予定

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ウ○コの移植
という治療法を知ってる人は居ますか?

医療系ならば知ってる方は多いと思いますが、多く方はかなりショックを受けると思います。


今までトイレに流し下水道の彼方へ消えていくだけだと思っていたウンコが、心臓や肺の様に移植に使われる... 

周囲にバカにされていた雑魚キャラが、土壇場で活躍するかのよう....


そんなハートフルな治療法である
糞便移植」について書いていきます


糞便移植

糞便移植とは、健康な人の便に含まれている腸内細菌を患者に投与する治療法です。

まだ研究段階の治療法ですが、
再発性Clostridium difficile感染症クローン病潰瘍性大腸炎などの難治性炎症性腸疾患などに対して欧米を中心に最近行われている今熱い治療法です
(潰瘍性大腸炎は安倍総理が患っていることで有名ですね。)
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特に、再発性Clostridium difficile感染症に対して高い再発抑制効果が出ており、今後の研究に期待がもたれています。

ウンコ移植してどうなるの?という疑問があると思います。
大雑把な説明ですが、こういった難治性炎症性腸疾患の患者の腸内細菌はバランスが崩れまくっています。
そのバランスが崩れた患者の腸内細菌叢を、健康な人のより安定した病気に強い腸内細菌叢に置き換えることで治療効果が得られることを期待します。

しかし、投与経路、投与量、導入回数など、いまだ未確立な治療法であり、日本では数施設で臨床研究が開始されたばかりの状況で保険適用もされていません。
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また、米食品医薬品局(FDA)が2019年6月13日、糞便移植を受けた患者で死亡例が発生したことを発表しました。糞便移植には重篤な感染症のリスクを伴う可能性があると警告しています。


どの様な治療法もリスクはつきものです。メリットとデメリットを理解し、患者への情報提供を十分に行い治療法の選択をする事が大事です。

早く治療法が確立されることを祈ります。

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みなさんは刺身好きですか?
刺身を食べる時、気をつけなければいけないのが寄生虫。
そんな寄生虫の中のアニサキスについて今回は記事にします。



アニサキスは寄生虫の一種です。
サバイカなどに寄生しており、生食によって経口感染します。

感染したアニサキスが胃壁内に侵入し、腹痛、悪心などの症状を引き起こします。

治療は内視鏡でアニサキスを摘出します。
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以前、消化器内科の先生に聞いた話によるとアニサキスを内視鏡で摘出すると、今まで痛い痛いと苦しんでた人がケロっと良くなるようです。

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こんな寄生虫が胃に食い込むって考えると気持ちが悪いですよね。


アニサキス症になった人の話を聞くと、二度とイカの刺身は食べないと誓う程の激痛だったそうです。


腹痛の原因

このアニサキス症の腹痛は、アニサキスが胃粘膜に侵入する時の物理的な痛み、、、ではなく
アレルギーによるものと考えられています。


僕独自のアンケート調査では約7割の人が知りませんでした。
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僕のフォロワーは優秀な医療系の人が多いので3割の認知度がありましたが、非医療系の人達に聞いたらもっと認知度は低いでしょう。



僕の同期の医学生に聞いても、ほとんどの人がアレルギーであると知りませんでした。
(これは学生のレベルの問題かも知れませんが笑)




またアニサキスアレルギーも存在し、
何度もアニサキスに曝露されているとアニサキスによるアナフィラキシーを起こすこともあります。

可能性は低いですが、将来医療系に進んだ人がアニサキスのアナフィラキシー患者に遭遇した時にこの記事を読んだことが役に立てば幸いです。

最近、都内の大学病院勤務の医師が泥酔した女性に乱暴して逮捕されました。
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医学生や医師の性犯罪による逮捕って最近よく耳にしますよね。僕の大学でも最近、うわなにをするやめr


性犯罪以外でも医師が逮捕されたというニュースはしばしばありますが、


医師免許ってどうなるの?


って気になる人は結構いるんじゃないでしょうか。


僕もその1人なので、自分の将来のリスク管理の意味も込めて調べてみました。



免許剥奪の条件

  • 麻薬、大麻またはあへんの中毒者

  • 罰金以上の刑に処された者

  • 医事に関し犯罪または不正の行為があった者

  • 心身の障害により医師の業務を適正に行うことができないと判断された場合

  • 医師としての品位を損するような行為のあった者

いずれかに該当する人は、医師免許の剥奪停止が可能だと医師法で定められています。

処分は、厚生労働省の医道審議会で決定されます。


逮捕されたのに免許が無事

逮捕 = 医師免許剥奪というわけではありません。
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無罪であった場合や、被害者と示談して被害届を取り下げてもらった場合などは、「罰金以上の刑に処された者」に該当しません。

準強姦を犯して逮捕されても医師免許は無事だった人が時々いますが、示談で済ませた場合ですね。


余談ですが、「職業自称医師 〇〇逮捕」みたいなニュースの自称ってなんぞ?について以前書きました。
よかったら読んでみてください。

報道でよく見る「自称○○」の仕組み





主な剥奪理由
厚生労働省は医道審議会の議事録を公開しています。


2018年1月25日〜2019年1月30日の間は

剥奪

3

停止

56

でした。

剥奪理由は、麻薬や薬物の利用が2件、準強制わいせつが1件。

性犯罪系で逮捕されてる医師の多くは金銭的余裕があり示談で済ませられることが多いので、剥奪理由にあまりならないんですね。

停止理由は、「精神保健指定医の指定申請時における不正」が多かったです。



個々の法律違反に関する医道審議会の考えは下のページに書いてあります。

人を治す立場なんだから、人を傷つけたら容赦しないぞ〜、治療のフリして傷つけたらもっと容赦しないぞ〜
とざっくり言うとこんな感じですね。
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逮捕されたら必ず医師免許剥奪というわけでは無いので、諦めずに無罪を勝ち取る示談を行うことが大切なんですね〜

まぁ、逮捕されるような事をしないのが一番ですが。

マゴットセラピー
って知っていますか?

なんかマゴットってかわE!
美容系のセラピストがやってくれるやつかな?
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と名前だけ聞いた時、僕は思いました。


しかし、調べた結果可愛いとはかけ離れた治療でした。






マゴット=蛆(うじ)
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そう、マゴットは日本語でハエの幼虫の

つまり、マゴットセラピーとは、蛆を利用した治療法です。

蛆の腐った物だけを食べる習性を利用して、壊死した組織を除去します。


まぁ、ざっくり言うと、

患者さんのここら辺腐ってきたからもう切除するしかないけど、
腐った部分だけを切り取るのむずいなぁ。
そうだ、蛆さんに腐った部分だけを食べてもらおう!

っていう治療です。


イメージ画像は下
※閲覧注意、グロ無理な人は見ない方が良い






数千年前からアボリジニなどがマゴットセラピーを行っていたと言われています。

戦時中も、傷口に蛆が沸いた傷の方が治りが早いと知られていました。

治療法として確立していましたが、抗生物質などが発明されて、身体の一部が壊死する患者が減ったことによってマゴットセラピーはあまり行われなくなりました。


しかし!
近年、

・抗生物質が効かない耐性菌の出現

糖尿病患者の増加 (壊疽の増加)

・高齢患者の褥瘡管理

などにより、再びマゴットセラピーが注目されています。



蛆くん!ありがとう!また助けてくれるなんて!!
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医療に役立ってくれる生き物って多いんですね



まだ一般的ではありませんが、日本国内のいくつかの病院ではマゴットセラピーが行われています。(ただし保険外診療です。)


麻酔が必要ないこと、重篤な副作用がないことなどメリットがあります。
ただし、患者さんによっては虫に対する抵抗感治療中のアンモニア臭などのデメリットがあります。    



いやー、凄い事を考える人達がどの分野にでもいるんだなぁ





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