医学生が必ず経験するポリクリ。
医学部ではない方や、医学部低学年の方はポリクリに関して詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ポリクリとは何なのかを分かりやすく解説します。
※今後もこの記事は随時更新していきます!
- ポリクリとは?
- 名前の由来と略
- ポリクリの内容
- ポリクリの持ち物
- ポリクリは大変?
- ポリクリあるある
記事の信頼性
医学部に在籍している私は実際にポリクリを行ってきました。経験に基づいて記事を書いています。
- ポリクリとは?
ポリクリとは、医学病院で複数の診療科を周って行われる臨床実習のことです。
大学によって時期は異なりますが、CBTとOSCEに合格後のだいたい4年生の後半から6年生の初めまで行われます。
大学によってはこの実習のことをポリクリではなく、クリクラ(クリニカルクラーシップ)やBSL(ベッドサイドラーニング)とも呼ばれています。
- 名前の由来や略
ポリクリという言葉の由来は、
ドイツ語のPoliklinik(外来診療所)からきていると言われています。
ボリクリンク → ポリクリ
と略されたようです。
- ポリクリの内容
ポリクリは、医学生が医師になるために、患者さんを通して病気や医療についての理解を深めていくものです。
数人で班を作り、それぞれの診療科を2〜4週間でローテーションしていきます。
外来見学、手術見学、病棟実習、カンファレンスなどを通じて、周っている科に関する勉強をしていきます。
●外来見学
指導医の外来診療の後ろで外来の患者さんの診察を見学します。
指導医が診る前に、学生が患者さんから基本的な事を問診させて頂く科もあります。
●病棟実習
入院患者の治療について学びます。
担当する患者さんを割り当てられ、その患者さんを通じて治療や入院管理についてまなびます。
●手術見学
手術を見学し外科治療を学びます。
術野外から手術を見学したり、指導医とともに術野に入って軽いお手伝いをしながら手術を見学します。
手術見学についてこちらで詳しく書いてあります↓