NanoMedic

偏差値28だった医学生になった自分が、受験、医学勉強、雑学など書いていくブログです。

ポリクリで外科を回っているとメインの実習となるのが手術見学です。


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外科医の先生方の素晴らしい手技や、オペチームの高いチームワークを見学できる貴重な実習です。

僕自身、実際に手術を生で見ることで、多くのことを学べました。


しかし、ポリクリをしていると
「手術見学きっっっつ!!」
と数多く聞きますし、僕自身も何度も口にしました。


この記事では、手術見学が大変な理由を以下の3つに絞って書いていきます。


・見学時間が長い
・足腰が痛くなる
・ご飯が食べられないことがある

そもそもポリクリってなんだって人はコチラ!



★見学時間が長い
多くの学生がオペ見学を苦手とする理由に、
見学時間が長いという事があります。

中には2〜3時間で終わる手術もありますが、多くの場合が5時間以上の長時間の手術になります。

僕は朝から深夜まである手術を見学させて頂く大変ありがたい機会に数回恵まれました。


外科に興味がある学生の中には、長時間オペでも全く苦にならないという方もいますが、多くの学生は大変な思いをします。

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先生が解説してくれたり、話しかけてくれる科は勉強になり、比較的早く時間が過ぎます。
しかし、無言で黙々とオペが進んだりする科では、時計の針が止まったような感覚に陥ります。


術野外で見学する場合は、壁際にいると術野がなかなか見にくいこともあり「学生いる意味ある!?!?」と心の中で何度も叫ぶことになります。


対策としては、先生に積極的に質問や話しかけて時間感覚を狂わせましょう。
先生が寡黙なタイプの場合は、諦めましょう。
時には諦めも大事です。

★ 足腰が痛くなる
手術見学できついと感じる大きな要因の1つに、長時間立ちっぱなしによる足腰の痛みがあります。

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オペ見学は、同じ姿勢で長時間立ちっぱなしになります。

そうなると、足腰の痛みは必発です。

足の裏、足首、ふくらはぎ、太もも、腰に痛みを抱えながら手術を見学する事になります。

腰痛持ちの方は特に辛い時間になります。

僕も、オペ見学が始まってすぐに足腰の痛みに悩まされて、履き心地の優れたスニーカーや靴下をわざわざ買いました。
しかし、対策をしても長時間の手術では足腰の痛みは出てきます。
生理的反応はお金では抑えられないことを学びました。

約2年間のポリクリを通じて僕の椎間板に一生癒えないダメージが残りました。


前述のように、解説がなく無言で黙々とオペが進んだりする科では、ただ足腰の痛みと闘う時間になります。

僕は「自分はMだ。この痛みは気持ちいいはずだ」と最終的には自己暗示をしてこの苦しみを凌いでいました。
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対策としては、身体が慣れるのを待ちましょう。
足腰の痛みが限界を超えると、じんわりと暖かい感覚が広がっていきます。
その境地に達すれば、後は快感です。


★ご飯が食べられない
オペ中にお昼ご飯が食べられないことが地味に苦痛となります。

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大半の場合は、指導医の方が「お昼に行っておいで」と言って下さるのでお昼ご飯を食べることができます。

しかし、「俺達も食べられないんだから学生も同じだろ」派の指導医についている場合や、
指導医の方が学生の存在をすっかり忘れている場合はお昼抜きになります。


その場合は、12時ごろになると手術室内の時計をチラチラ見ながら「お昼に行っておいで」待ちが始まります


特に術野に入って見学している場合では、こっそり抜け出して食べに行くことも出来ないので、白目を剥きながら手術見学を続けることになります。


対策は、先生に昼ご飯食べに行っていいか聞けるメンタルを持ちましょう。
それが出来ないなら、朝ご飯をたくさん食べましょう。



他のポリクリの記事はこちら


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手術用ゴム手袋を発明したのは、19世紀後半から20世紀始めにかけてアメリカの外科医
ウィリアム・ステュアート・ハルステッドです

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19世紀末頃の手術は、手袋をせずに素手で行われていました。

現代人からすると考えられないことですが、当時はコッホやパスツールが細菌を発見してまもない時代でした。


そのため、感染症を防ぐために手指消毒する必要性は知られていましたが、
消毒薬が非常に強力だったので多くの医療者が手荒れに悩まされていました。

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ハルステッドの同僚の手術室看護師キャロライン・ハンプトンも強い手荒れに悩まされていて、辞職をしようとしていました。



優秀なキャロラインを失いたくなかったハルステッドは、過度な消毒が必要なく、手の感覚を妨げない手袋の発明に取り掛かりました。



試行錯誤の結果、薄いゴム製の手袋にたどり着き、これが現在世界中で使われている手術用ゴム手袋の原点になりました。



その後、ハルステッドとキャララインは結婚し、69歳で亡くなるまで幸せに過ごしました。



余談


ハルステッドは手荒れ防止のためにゴム製の手袋を発明しましたが、ゴム手袋をつけることで無菌が保てると気づいたのは、しばらく後になってからでした。


医療者の手荒れがよくなって喜んでいたら、手術による感染症が激減。


それにより、世界中へゴム手袋が普及していくことになりました。

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他の医療系雑学はこちら




Wernicke脳症の3


アル中の「運命」


運 運動失調

め 眼球運動障害

い 意識障害



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【解説】

アルコール依存症の運命(末路)として覚える。





【補足】

Wernicke脳症は、ビタミンB1の不足によっておこる。

意識障害、眼球運動障害、小脳失調を特徴とする。

ビタミンB1が不足する原因には、アルコール依存症、摂食障害、妊娠悪阻などがある。

コルサコフ症候群を合併することもある。



他のゴロや覚え方はこちら

ポリクリのあるあるを書いてみました。

今後も更新していく予定です。


「ポリクリって何?」って人はこちら



「こんなあるあるもあるよ〜」、「これはないんじゃない?」みたいなことがあったらコメント•DMお願いします。


指導医編

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・まだ学生なのに「先生」と呼ばれることに戸惑いを隠せない
申し訳ない気持ちになる


・「5時まで待機で」
帰らせてくれ


・「帰っててよかったのに」「まだ帰ってなかったの?」
「待機で」って言いましたよね?(真顔)


・集合時間に焦って行くと先生が来ていない
ありがたい

・貸したペンが高確率で返ってこない

「ペン貸して」と指導医に言われることがしばしばあるが、そのペンとの今生の別れになることも。

製薬会社説明会でもらったペンを生け贄用として持っとくと吉。

・レポートの添削が日本語の書き方まで添削され始める 
心おれる

・添削されて添削通り直して持っていったら、そこをまた添削される
???
お前は誰と戦っているんだ?

・クルズスが短い先生ほど良い人と言われる
悲しい事実


・教授回診が異常に早い教授がいる
ありがたい




外来見学編

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・患者の方を一切見ずに、ずっとカルテ記入をする先生が本当に実在する
怖い先生なのかと思ったら、学生には優しかったりする

・理論武装してくる患者が本当に実在する
患者が診察室から出た後の先生のコメントに期待


・「あ、この患者さん学生NGだから外で待ってて」
喜んで出ていく

・世の中にこういう人もいるんだなぁと毎回感じる
社会勉強

・患者さんが診察室から出ると始まるプチ口頭試問
診察中にヒントはないかと必死になって聞く、調べまくる






手術見学編
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・眠気・足腰の痛みとの闘い
「あ、これ耐え切れないから外科医無理だわ」と外科医へのあこがれが崩れていくのをかんじる

・長時間苦痛に耐えながら立っていると、急に楽になる瞬間が来る
ランナーズ・ハイ的な

・術野に入る方がまだ楽
術野の外からの見学は見えないこともあって暇

・清潔操作ミスってオペ看さんに怒られる
看護師さん怖い、先生よりも怖い



ポリクリ生編
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・班が決まった瞬間の「あの班、終わったな」感
薄ら笑い浮かべながらその班を見ている奴がいる

・同期との会話で「今、何科?」
「指導医誰?」もよくある



・糸びの練習の残りがいたるところにある
切って片づけるの大変


・医療用携帯がなると周囲のポリクリ生がビクッ!となる
いたずらで同期にかけだす奴が現れる


・お爺さん教授のことをカワイイと言い出す女子
マジで言ってるのか?


・胸ポケットに製薬会社のボールペンが増えていく


・先に科を回ってる同期が先輩風吹かせてくる
「あの先生そういうところがあるからなぁ〜」

「え、指導医が〇〇?お疲れさんwww」みたいな事を言ってくる

自分も次の班に先輩風吹かす









PFCバランス


イチゴ煮込むとPerfect


イチゴ 15%

煮込  25%

むと  60%

Perfect   P F C


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【解説】


イチゴが嫌いな人って結構いますよね。

自分的には水やお米と同じで「嫌われることのない食べ物」のジャンルだと思っていたので、イチゴ食べれない人に初めて遭遇した時は驚きました。

そういう人達の子供の頃の誕生日ケーキはどんなんなんだろう。




【補足】


PFCバランスとは、摂取カロリーに対する三大栄養素のバランスを示している


Cは炭水化物、Fは脂質、Pはタンパク質



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